感動!水俣の「紅茶四天王」松本和也さん!

みなさん、熊本県水俣市には、「紅茶四天王」と呼ばれる方々がいらっしゃるのをご存知でしょうか?
私はNHKのサキどりという番組を見て、初めて知ったのですが、感動したので記事にしてみました。

 

世界に通じる水俣の紅茶

熊本県水俣市といえば、パッと頭に浮かぶのが、学校で習った「水俣病」。
しかし、今ではなんと国産紅茶の一大生産地!
なんと国産紅茶の生産量の約70%が熊本県水俣市で生産されているんです!
しかも、海外でも水俣の紅茶は人気だそう。
番組では、イギリスにも松本さんの作られた紅茶が店頭に並んでいるのを取材していました。
世界で戦える武器を持っているということはすごいことです。

水俣という、過去に公害でダメージを受けた街だからこその無農薬栽培で本物を作る。
そのプライドが本当にかっこいい。

 

逆境の中での紅茶作り

しかし、日本人にとっては水俣といえば前述の通り「水俣病」。
日本人にとってはまだまだそのイメージが抜けていません。
番組でも、大坂のデパートで店頭に立って松本さんが試飲販売をしている場面が映ります。
多くのお客さんが試飲して「おいしい!」となるなかで、産地を聞かれて「水俣です」と松本さんが答えると、無言で立ち去っていくお客さん。
その姿を見たときに、本質よりイメージが先行してしまうことはなんて残念なんだろうと感じます。
この仕事を続けて30年余りの松本さんでも、「今でも水俣という言葉を出すときはドキドキする。」とのこと。
傷つきながらも自信を持って紅茶を売る松本さんに感動します。

 

紅茶はあくまで手段!

しかし、松本さんにとって、紅茶を売る、ということはあくまで手段。
本当の目的は、水俣という素晴らしい場所をみんなに知ってもらいたい、水俣のイメージアップを行いたい、ということです。
番組中でも、水俣全体のイメージアップのために、松本さんの茶葉をスイーツに使ったり、カキ養殖業の方と連携して新しい料理を考えたりと、様々なことをして水俣をアピールできないか、という試みを行っていました。

この目的に対するブレない姿勢が、松本さんの紅茶を世界で戦えるものにしたんだとも思いました。

 

まとめ

このブログを初めて、初めての記事がプログラミングではなく、まさかの「紅茶」でしたが、私がフリーランスとなって感じることと、すごい共感する部分があったので取り上げさせていただきました。

大多数の人間が、イメージ先行で本質を見過ごしてしまいがち。
そんな中で目的を達成するために、本物を作り、本物を提供していく松本さんと水俣の人たち。
私も軸をブラさず本物を提供していく姿勢を持ち続けようと改めて思いました。

 

上記以外にも、共感して取り上げたい部分もいっぱいあるのですが、ぜひ番組をみなさんに見ていただきたいです。
問題は再放送やるのかな?というところですが笑
番組HPはこちら
松本さん、水俣の試みについてはこちらのHPが詳しかったので、合わせて紹介しておきます。