私が募金をするたった1つの理由

みなさんは募金をしたことがあるでしょうか?
私は少額ではありますが、毎月東日本大震災の支援団体や、毎年日本盲導犬協会に募金を行っています。
実は昔は募金はまったくしなかったのですが、最近になって考えが変わってきました。
その理由を発信することで、募金や募金活動に対する考え方が変わる人が出てくれば、個人的に嬉しいと思っています。

募金をしない理由

私は以前、全くと言っていいほど、募金をしていませんでした。
その理由は至極単純で、お金がないからでした。
自分に余裕のない人は他人にも施しをすることは難しいです。

しかし、お金がない、というのが募金をしない本当の理由かというと、答えはNoです。
だって、募金って1円でもいいんですもの
コンビニのレジの脇に置いてある募金箱にお釣りの中から1円入れればいいだけですね。
さすがに1円も払う余裕のない人ではありませんでした。

それでは本当の理由は何かというと、

自分とは関係ないと思っている

ことだと思っています。
募金した先の人や物事がどうなろうと、直接の接点が無い自分には全く関係ない。
全く関係ないなら募金をしても意味がない。
募金をしない多くの人は、この考え方が元になり、募金をしないんだと思います。

今回の記事のきっかけ

まず、今回の記事を書くに至った経緯を紹介すると、
先日、こんな投稿が私のLINEのタイムラインに表示されました。

 

私はこれを見たときに、一瞬スルーしようかと思いましたが、何の縁なのか、少し内容をのぞいていました。

内容は、
秋也くんという男の子が心臓の原因不明の難病になり、心臓移植手術をアメリカで行う必要がある。
そのために、1億2700万円が必要。

というものでした。
そして、次の瞬間には、少額ながら募金をすることを決め、入金と、各SNS媒体でのシェアを行い、入金した旨を伝えると、

秋也くんの夢はみんなで卒業式にでること

だということを教えてもらった。
このときに、私が募金をすることの正当性と、もっと募金をする人が増えていくといいな、という思いから、この記事を書こうと思いました。

募金をするたった1つの理由

それでは、私が募金をするたった1つの理由は何か。それは、

それは、自分のセルフイメージを上げるためです。

尊敬する友人の実業家がセミナーへ参加した際に、こんな話があったそうです。
ある講演者がスピーチで、気仙沼でバッティングセンターを作りたい、という方がいて、自分はそれを応援している、というスピーチをされたそうです。
内容は以下の通りです。

気仙沼の千葉清英さん(42歳)と息子の瑛太君(11歳)。

津波は彼ら親子2人を残して7人の家族が津波の犠牲になりました。清英さんも、津波に飲み込まれてしまいましたが、橋の欄干に必死で捕まり海に飲み込まれる恐怖と寒さに耐え、九死に一生を得ました。

家族の行方が分からなくなってから、そしてご遺体があがってからも、瑛太君が一時でも明るくなってくれるならとの想いから、一時間半かけて隣の岩手県のバッティングセンターに連れて行ってました。

ある日、瑛太君が千葉さんに言いました。

「遠いね、パパ、気仙沼にバッティングセンター建ててよ!」

この言葉を聞いた千葉さんは、

「何とかしてやりたい」

と本気で「バッティングセンター」建設を考えるようになりました。

叶えたい願いは一つ。 息子の想い・少年達の願い・希望のバッティングセンターを気仙沼に建ててやりたい…牛乳屋として何ができるか?

千葉さんが考えたのは、『希望ののむヨーグルト』という商品を作りこの売上をバッティングセンター設立資金にするという事でした。

(http://blogs.yahoo.co.jp/valentaine214/53871064.htmlより抜粋させていただきました)

いかがでしょうか?
普通に考えたら、のむヨーグルトを売る=バッティングセンターを作る、には繋がりません。
どれだけ売ればバッティングセンターがつくれるのか・・・。予算おかしいです。
でも、現実は、バッティングセンター立ったんです!!
これには会場、お涙ちょちょきれ、感動・感嘆の雨あられ。

そして、そのときは、ボールなどの運営維持費を賄うために、いまものむヨーグルトを売っており、それを今この会場に持ってきているので、
もし気仙沼の子どもたちがバッティングセンターで楽しく健康に運動してくれるのを望む人がいたら、
ぜひ本日買っていって欲しい。

ということだったそうです。

そして、セミナー参加者500人中買った人がなんと・・・。

 

 

 

 

 

 

 

50人!!!!!(少なっ!)

友人の実業家が購入したときに聞いてみたそうです。

実質、1/10なわけですが、
ほぼ全員が感動・感嘆の声を上げていたのに、50人しか購入がなかったのに驚いた。
と話していました。

そして、その実業家が、「ビジネスも結局同じで、行動を起こす人は一握りなんだな」、と話していました。

私はこれを聞いたときに、
私たちも夢を追って起業したりビジネスを持っているわけだから、みんな何かしらの思いを持っている。
思いを持ち行動する人を無視するということは、私達自身を無視し、否定することだ。
と思ってわけです。

まとめ

ビジネスにとって、セルフイメージはとても大切なものです。
自分のセルフイメージを上げることで、理想の自分と現実の自分のGAPが生まれ、
お金や人脈などが追いついてくる、とよく言います。
セルフイメージはメンタルセット、とも呼ばれますね。

確かに募金する先の人や物事は自分には全く関係ないかもしれません。
ですが、何かを達成したいという夢や目標を持っている人を無視する、というのは、
巡り巡って、私たちも無視され始めうるということだと思っています。
それよりも、思いを持っている人を応援し、
実現するための手段に少しでも協力してあげるのが人間としての道理なのではないかと思います。

今朝、NHKのあさイチで、東日本大震災前後の電気代の変化、というのをやっていました。
震災前後では計画停電などで電力に対する意識が変わっており、できるだけ節電という風潮があったそうです。
そして、電力を無駄遣いしないというモラルが発生するわけですが、実は節電だけでなく、電気の基本使用料金が上がったから、という見方もできるそうです。
そして、コメンテーターの方が言っていたのが、「モラルは実利で形成されていく」という言葉でした。

私もやたらめったらに募金しているわけではありませんし、そんなことをしてしまうと破産してしまいます。
しかし、実利も大事だが、もっと人間らしい思いからモラルが発生し、そんな思いを兼ね備えた人たちが多く存在する世界を生きていきたいと思いました。

今回募金した秋也くんはまだまだ目標までの道のりは遠いですが、ぜひ目標金額に到達し、アメリカで手術を受け、
卒業式にみんなとでる、という夢を叶えてもらいたいと思っています。
自分も夢を叶えるために、未来にワクワクしながらもっとがんばらねば!

ps その1.
そういえば、そろそろ3.11ですね。震災関連の番組をNHKでよく見ます。
3.11はぜひみなさんヤフーで「3.11」を検索して募金しましょう!
3.11 検索は応援になる

ps その2.
今回の記事で紹介した秋也くんのHPと希望ののむヨーグルトの発注先情報を載せておきます。
希望ののむヨーグルトは自分も頼んで飲んだのですが、速攻でなくなるくらい美味しくて、乳製品好きの方にはオススメです。

秋也くんを救う会.com

希望ののむヨーグルト発注先情報